神経内科 - 医療法人長谷川会 湘南ホスピタル

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神経内科

パーキンソン病、パーキンソン病関連疾患をはじめとする神経難病の診断・治療、脳血管障害の診断・日常管理、めまい・歩行障害・しびれ・その他症状の診断・治療、ものわすれ外来、認知症の診断治療、身体障害診断書作成を行っております。

神経内科外来

赤文字は予約制

  午前(9:00~) 午後(13:30~)
安德 安德
安德  
松井  
   
松井
   

“神経内科”ってなあに?

病院には、○○科、△△科といくつかの診療科が書いてありますね。皆さんが病院を受診される時、“わたしは何科にかかればいいのかしら?”、と悩んでしまったことはございませんか? 当院にも、内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、内分泌内科、神経内科、精神科とたくさんの科名が並んでいます。

消化器科は胃や腸、肝臓の病気、呼吸器科は肺の病気とイメージがわきやすい科もありますが、神経内科、精神科と聞きなれない科もありますね。実際、神経内科、(精神)神経科、心療内科は、混同されやすく、どの科で診てもらったらいいか分かりにくいと思います。

大雑把にいうと、(精神)神経科は“心”の病気を診ます。統合失調症やそううつ病といった病気です。一般に頭部CTやMRIなどの検査で腫瘍や影が写るような病気ではありません。心療内科もストレスなど心に関連する病気をみますが、心の症状以上に“身体”に異常を起こしてしまう場合に受診するところです。具体的には、ストレスから生じる胃潰瘍、喘息、血圧上昇などです。最後に神経内科は、身体の中でも“脳、脊髄、神経や筋肉”の病気で、(精神)精神科と違い検査でもはっきり異常が見つかる疾患です。

では神経内科で専門にみる病気には、どんなものがあるでしょうか? いくつか紹介します。

頭痛

多くの方が経験されたことのある症状ではないでしょうか。頭痛にもいくつか種類があり、それぞれで予防法や治療薬があります。薬局でも扱っている頭痛薬の使いすぎで、かえって悪化させてしまう頭痛もあります。頭痛でお悩みの方、ご自分にあった治療法をご相談ください。

脳梗塞・脳出血

起こってしまうと後遺症にも悩まされる怖い病気です。このため何より予防が大切です。つまり生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の発症を予防することです。現在すでに生活習慣病をお持ちの方は、かかりつけの内科でしっかり治療を継続しましょう。万が一発症してしまったら一刻も早い治療が大切です。手足が動かない、しびれるといった症状以外にも、物が二重に見える、視野が狭くなる、言葉が出にくい、ふらふらするなどの症状がでることもあります。上記のような症状が出たら、よくなってきたとしても必ずご相談ください。怖い病気の症状がどうか、一緒に判断させてください。

認知症

もしかしてわたし…、と心配されているかもしれない認知症。物忘れにも、ついうっかりの心配ないものから、アルツハイマー病など認知症の症状までいろいろです。物忘れを生じる病気もたくさんあり、中には治療ができる病気も含まれます。ひとりで悩まないで、ご相談ください。また、認知症はご本人だけでなく、介護してくださるご家族にも大きな負担がかかる病気です。一生懸命お世話してくださっている方に対して、より暴言が出てしまったり、最近のことを、より忘れやすくなってしまったりと、知っているだけでご家族の気持ちが少しでも軽くなるお手伝いができるかもしれません。

その他の疾患

その他、パーキンソン病、神経難病も神経内科で診る疾患です。

お体に何か心配なことがある方、何科にかかろうかと迷う前に是非まず内科を受診してみてください。内科担当医が診察し、より適した専門の診療科を紹介させていただきます。

神経内科外来でよくみられる病気

神経内科を受診される方の症状と言えば、昔は「頭痛」、「めまい」、「しびれ」それに「ふるえ」でした。最近ではこれに「物忘れ」が入るようになりました。

頭痛

怖いのはくも膜下出血、脳外科で緊急手術となります。その他に頭蓋内出血も原因となりますが、一般に多いのは緊張型頭痛と片頭痛で、いずれも怖がる必要のない治療可能なものです。そのほか頭痛の原因として案外多いのが、高血圧です。

めまい

これは耳鼻科にかかられることが多い愁訴ですが、脳に原因があるのではと心配して、神経内科や脳外科を受診される方もあります。多いのは内耳にある三半器官の中で、小さな石がはがれて浮遊しておこる良性発作性頭位眩暈(めまい)です。身体を起こしたり倒したり、寝がえりを打った時に起こる回転性のめまいは症状が強いですが、性質の悪いものではありません。

ほかに前庭神経炎といったものもありますが、ほとんどの場合、それほど心配する必要がないものです。しかし、稀ですが、回転性のめまいで頭部CTやMRIを撮ると、小脳に出血がみつかることもあります。

しびれ

代表は脳卒中で、それには脳梗塞、脳出血などが含まれます。この分野の病気は、最近ではブレーンアタックと呼ばれ、診断と治療はストローク・ユニットなどと呼ばれる救急医療を行う専門病院で行われることが多くなっています。脳梗塞で発病の早い段階(4.5時間以内)で治療を行えばほとんど後遺症を残さず治せることもあるからです。

そうなると、普段から、急に半身が動かなくなる、急に言葉がもつれる、急に身体がふらつくなどの症状が起きた場合に受診する専門病院を決めておくのがよいでしょう。また、一過性脳虚血発作といって多くは数分から数十分で、脳梗塞で起きる症状が消えてしまう病気があります。これは、脳梗塞の予兆のこともありますので、要注意です。
しびれをきたすものとしては、他に、多発神経炎などの原因はさまざまの末梢神経炎があります。

ふるえ

この中で多いのは、原因が分からない良性の病気である本態性振戦、ときどきパーキンソン病やパーキンソン症候群などがみられます。甲状腺機能亢進症でみられるふるえは、もっと繊細なふるえで、その場合は暑がり、頻脈などのホルモン異常の症状がみられ、血液検査を行えば診断がつきます。

物忘れ

これはアルツハイマー型などの認知症の症状です。

以上、神経内科外来でよくみられる病気を、症状別に列挙してみました。

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